《蛇之婬》分节阅读_40

  戯ざれて誑たらた　女みな 被這女子調戲引誘
  見目麗みめうるわく 明眸皓齒
  艶事欠つやこかかぬ　色女いろめ 豔聞不斷的絕色美人
  何時いつか番つがう 容易たやすく包くるめ 枕まいて 隨時都能輕易的與人同枕共眠
  終わるや否いなや 穴けつを捲まくりで　帰路きろへ 一結束就捲起尾巴速速歸
  何処いずこへ失うせた　愛いどき男のこ 在哪兒 我失去的心愛男人
  失うわれたには花 喪失的是花朵
  決けて違たがわぬ貴方あなたの勾ほいのい 就是這 錯不了 你的氣味
  偽いつわりの業ごうに泣ないて 在虛偽的罪孽中哭泣
  この儘まま往いかないで　あの日が堕ちてゆく 就這樣 不要走 那一天 就這樣沉落
  頑かたくなに迫せまる 蛇心じゃの嬌笑きょうょう 強迫逼近蛇蠍的娼笑
  抗あらがい　膠にべも無く 反抗 窒息的如膠似漆
  戲言げごの契ちぎりを 片腹痛かたはらいたい 荒謬可笑 戲言般的約定
  足蹴あげにすれども　無むけ 想一腳踹開卻白費力氣
  嗚呼せねて只ただ一言ひこ 啊啊 至少只要依據也好
  其方恋なたこい聞きかせて 告訴我愛著你
  嘘うでも偽いつわりでもどうか 就算是謊言 就算是欺騙
  其の傍ばに居いさせて 請讓我 在你身邊
  嗚呼逢瀬うせ重なさね重がさね 啊啊 相與相會相思相戀
  恋こうる心こころ更さらに燃もえ上あがる 愛戀的心 更加 狂熱燃燒
  嗚呼逢瀬うせ重なさね重がさね 啊啊 相遇相會相思相戀
  恋こうる心こころ新さらに冷さめてゆく 冰凍的心 越發 冷卻下來
  立たち籠こめる　夏霞なつがすみ 瀰漫天際的 夏季霞彩
  僮こたれは　泡あわ消きゆる 憧憬 與泡沫一起消散無蹤
  止めどなく流ながれ落つるは 悔恨的淚水 不停滴落
  悔くいの泣　貴方を信じて 還深信著你
  野辺のべに咲さく花にさえ 憐あわれびを　向むけよう 連荒地上的盛開野花也憐惜我似的向我綻放
  人でなく　畜生ちくょうの 不再是人 只能 緩緩爬上畜生之道
  道みちを只　這はいずれば恋いもすせぬわ 說著不會再讓你愛上我
  余あまり言いえば　余りない言いい種ぐさ 若言莫需有 只是贅詞藉口
  蠻にくが　爛ただれる　残酷ざこくの雨あめ 皮肉潰 爛殘酷雨中
  蛇くちなわの獄ごくの中 蛇之獄裡
  生いきて　帰かえさむ　骨ほねも残のこさぬ 讓他無法活著回去 連骨頭都不剩
  其の罪つみを　悔くいて死ね 為其罪行懊悔至死吧
  今更さら　呼よばないで 事到如今 別再呼喚我
  もう　直じき楽らくになる 在過不久 就會到極樂世界
  愛いい人を　殺あやめた 殺害了心愛的人
  贖あがないの　雨が降る 下起了救贖之雨
  止やまない雨を　集あつめた 收集起綿綿雨水
  滾たぎつ　瀬せに身を委まかす 委身於滾滾水流中
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